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ドラマ版『魔法先生ネギま!』に寄せて

[ 2007/10/06 18:11 ] [VISUAL]ドラマ | TB(0) | CM(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク | Yahoo!ブックマークに登録 | この記事をクリップ!
「製作発表会」「ライブ収録」に参加し「VISUAL BOOK」を購入し、すっかり外の人(ドラマ版出演者)のファンにもなっているんですが、ドラマ版『魔法先生ネギま!』の第1話「マギステル・ネギ・マギ」を見ての感想。


■『ネギま!』は実写に適したところがある
第1話でクローズアップされたクラスメイトは、明日菜・木乃香・いいんちょ・まき絵・のどか。残りのクラスメイトはモブとしてガヤガヤしてる。

原作で使われたメインキャラを前面に押し出しつつサブキャラも脇をにぎやかしているという手法だが、省略することが命題とされるアニメより画面密度を濃くすることがより簡易な実写の方がこの手法に適しているのは当然の結果だろう。画面の端でちょこちょこクラスメイトが演技しているなんてのはお手のもの。なにより今は放送作品を録画して繰り返し鑑賞するのはが当たり前だから、そういうモブシーンのお楽しみは鑑賞意欲を煽るし。

それに「31人のヒロイン」という原作初期のキャッチコピーを端的に表現するにも、アニメより実写のほうが適している。
これは原作者の赤松先生が31人のキャラクターを登場させるにあたって目指したキャラのカタログ化というコンセプトは「モーニング娘。」を参考(*1)にしただけに、10代(20代もいるけどw)の少女たちが画面狭しと騒ぎまくるというのは、いわば原点回帰。


■温かく見守りたい、演技
というワケで外の人の拙い演技は想定の範囲内だった。
それは制作側がドラマ版の魅力として、10代の少女たちが持つ迫力やら勢いやら生身の存在感などに軸を置けば、その演技力は反比例するのが当然の帰結だからだ。

ドラマ版になじめない人は原作やアニメで育んできた理想的イメージの具現化を期待値に設定していると思うんだが、それは「少年野球の試合を見てプロ野球並みのレベルじゃない」と落胆してるようなもの。外の人は演技するのも今回がはじめてという人がほとんどだし、『ネギま』を実写で忠実に具現化するなんて理想がテレビドラマという媒体でかなえられるとは到底思えない。

この初期放送回では出演者の演技が拙いというのは、仮面ライダーや戦隊モノなどの特撮ドラマではよくあること。ただし特撮ドラマは大抵が4クールの長期作品なので、放映中に出演者の演技が成長していったりする。
ドラマ版『ネギま!』も2クール26話という構成なのでその点を期待したい。

あとスタッフや外の人が演じるにあたってアニメをだいぶお手本としているようだ。ちょっとした口調や仕草からうかがえる。これはまぁ独自に役作りできるような人が外の人にほとんどいないからだろうけど、中の人(声優)が作り上げてきたキャラのイメージを大幅に損なうことはないという点で案外タナボタ効果なんじゃなかろうか。


■人気を博したのは
高畑先生役のヒロシが一番人気だとはいったい誰が予想したであろうか!
本人ですら製作発表会で「ネットで悪く書かないで下さい、気にしているんで」と言っていたくらいなのに(笑)!!


■オープニングとエンディング
若い女のコが集団で歌うということで、ドラマ版の歌は、明らかに「モーニング娘。」や「AKB48」などを意識した楽曲になっている。
ということでキャラの表現方法のひとつとして歌われたアニメ版のキャラソンとは別物と考えたほうがよさそうだ。

声優にとって、歌といえども声の演技の内としてキャラ声で歌うことができるし発声ひとつとってみても段違い。それに当然声そのものに個性がある(声だけで演技するんだから逆にそうでなければ声優なんてやっていけないだろうが)し。
だから中の人ならば合唱しても誰々がどこのパートを歌っているなんて聴き分けができるだろうが、外の人でそれは無理だろう。ただ無個性ゆえに合唱でのユニゾンは際立つ気がするが。

アニメ版に比べれば、OPとEDともキャラの特徴を捉えた歌詞でもなく楽曲もシンプル。楽曲がシンプルなのはもしかしたら外の人の音域が狭いからかもしれないけど。


■展開予想
思ったよりも怒涛の展開だったドラマ版第1話。この傾向が2話以降も続くとしたら、クラスメイトそれぞれが単独主役となるお当番回があることや、エヴァが活躍しだすのは11話からというエヴァの外の人の話を踏まえて、1クール目はキャラ紹介に割いて2クール目からストーリーが大きく動くのかもしれないと予想してみる。

そうなると14話以降はどんな話に? アニメでもじっくりやったことがない「修学旅行編」か、アクションに重きを置く実写版らしく「まほら武道会編」か、それともやっぱり映像化の常なるオリジナル展開か??
あ、オリジナル展開のときは、放送が続いてもタイトル変更する東映アニメ(「プリキュア」「ドラゴンボール」「セーラームーン」など)よろしく、ドラマ版のタイトルも『魔法先生ネギま!Parallel』と変更されるということでヨロシクお願いします(笑)。


■踊らされ続けるネギま!ファン
当初予想したとおり話題性の面では好スタートをきったドラマ版『魔法先生ネギま!』。実写容認だろうが反対だろうがドラマ版を鑑賞しネットで大騒ぎしてるあたり、やはりテレビという媒体がもたらす影響が大きい。

黒歴史と称されたアニメ第一期&第二期においても、アニメ『ネギま!』ファンになった人がいたように、ドラマ版からもファンになる人がいるんだろう。実際、製作発表会にはネギま!ファン以外にも、元々の外の人ファンとグラビアアイドルファンやAKB48ファンもいたから(笑)。

とは言っても、やっぱり実写になじめない人も大勢いる。

それを見越してなのだろう、原作者の赤松先生はドラマ版放映前に日記で「皆さんの声援のおかげで、その次のメディア展開もほぼ内容が決定しつつあります。これについては、来年早々詳しくアナウンスできそうです」と発表。実写反対であってもネギまそのものからは興味をなくさないようにエサを撒いた。

作劇にも反映されている、どの層にもアピールを欠かさない赤松先生の如才ないマネジメント力にはあらためて感服。


■提供にBANDAIが
グッズ展開にどう影響してくるのか、期待半分、恐怖半分。

*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(*´Д`)゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*

(*1) 2003年12月29日発行の同人誌「ネギまの壁」より。

最初から強く提示していたのが「女の子の没個性化(=カタログ化)だね。今までの漫画の常識では、キャラクターには必ず個性が必要で、それを描き切れる人数にキャラを押さえなければいけなかった。だから、キャラ人数は「徐々に増やす」一手。
でも、今は「モーニング娘。」とかを見ても分かるように「等身大の普通っぽい少女達が、何か分からないけど大量に並んでいて、一様に騒いでいて楽しい」(強調は筆者による)のが流行っていて、個性的なソロはめっきり少なくなってきている。はっきり言って、俺もツジとカゴの見分けは付かなかったんだけど、なんとなく見てて楽しいよね。
それで、しばらくは見分けが付かないんだけど、一度でもフィーチャーリングされると、そのキャラだけは判別が付くようんいなって、よく見ると各自の個性や魅力がだんだん分かってくる。もちろん受け手側(読者や視聴者)の好みや時間的余裕によって、誰を好きになるのか、どんな感じで愛好するかは完全に自由。
そして、やがて全員を判別できるようになった時、そのグループはまた新しい輝きを放つようになるんだ。

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