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ドラマ版『魔法先生ネギま!』 制作者が語る5つの見どころ・聞きどころ

[ 2007/10/09 00:47 ] [VISUAL]ドラマ | TB(0) | CM(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク | Yahoo!ブックマークに登録 | この記事をクリップ!
現在発売中の「アニカンR vol.8」と配布中の「アニカン vol.44」に、実写ドラマ版『魔法先生ネギま!』の制作責任者であるスターチャイルドの森山敦プロデューサーがその見どころ・聞きどころ、そして今後の展開について語ったインタビュー記事が掲載されています。



■見どころ、その1 「キャラの成長=女のコの成長」

――マンガは単行本が累計1000万部を超える大ヒット。アニメ版も2回に渡るオンエアやOVAなど人気を博しています。実写ドラマはその勢いに乗る形での決定だったのですか?
森山 『ネギま!』に関してはまだ連載も続いていますし、何かしら新しい展開を考えていた時に、31人の女のコが出て来たら面白いよね、という発案からのスタートだったんです。

森山 まずは女のコたちのリアルな成長というものをキャラクターの成長と一緒に見て欲しいです。今回ドラマを作るにあたり、新人を育てていこうと言うことで生徒役の31人はオーディションで選びました。現在、約4ヶ月ある撮影期間の3分の1程度が終わったんですが、撮影当初と比べても成長の跡が見れますし、まだまだ彼女たちは変わるでしょうね。表情の作り方も演技の仕方も。だから1話と最終話ではかなり違うと思うんです。そういう成長感みたいなものを追っていただきたいです。

――女のコを選ばれる判断はどういったところでされたんですか?
森山 とにかく第一印象と質問に対しての受け答え、それと簡単なお芝居とあと好きな歌を歌ってもらって、ポイントポイントとなるエッセンスを見させていただいて、です。誰がどのキャラを演じるのか、はギリギリまで悩んでいました。


思えば過去2回のアニメもネギの物語というよりは明日菜もしくは3-Aクラスメイトの物語でした。実写ドラマ版『ネギま!』においても、ネギより31人のクラスメイトが活躍する筋書きなのかもしれません。

そしてキャラクターの成長すなわちキャラクター(人物設定)の明確化は原作と同じ手法をとるようです。つまり最初から31人全員のキャラ31人を視聴者に認識してもらうのではなく、まず何人かをクローズアップしていき残りのクラスメイトも徐々に個性や魅力が分かってくるような構成ですね。

それから外の人(出演者)の成長ですが、確かにキャラの明確化にあわせて台詞や表情や仕草ひいては演技そのものが成長を遂げれば相乗効果となって作品に輝きを与えるでしょう。
しかしながら同時収録されている外の人への質問事項として「演技するうえで大変だと思うこと」があったのですが、それに対する回答として演技の基本のような滑舌や感情移入、ドラマ撮影の常なる何度も同じ演技をすることに対しての集中力やテンション維持を挙げる人がほとんどだったので、そんな初歩的段階からどう成長していくのか温かい目で見守りたいと思います。

ちなみに他の質問事項は「演じる役はどんなキャラクター?」「そのキャラクターと私、ここが一緒、ここが違う!」「オーディションに選ばれた感想は?」「『ネギま!』の見どころを教えて!」「撮影の休憩時間にどんなことをして過ごしているの?」「将来の夢を教えて!」でした。



■見どころ、その2 「映画並みの迫力ある画面作り」

森山 次に監督が映画の人なので、画面の作り方が映画的と言いますか、映像にすご味があるんです。26本のショートムービーを味わう感覚で見ていただけるのではないかと。
――魔法のシーンやアクションシーンも映画並みに?
森山 ブルーバックで撮影して合成したり、CGも力を入れてます。


第一印象として感じられた画面の暗さは、金田監督の映像的特徴なのでしょうか。
原作者の赤松先生も日記(10/3)「ハイビジョン撮影のようですが、古い映画スクリーンの様に、中心部を明るく、周辺部は暗くするデジタル・フィルタが使ってありますね。恐らく、映画っぽい感じを狙ったものと思われます。確かに高級感を出す効果は大ですが、全体的に暗い印象になるのは避けられませんよ?」という感想を述べています。



■見どころ、その3 「本人たちの体当たりなアクションシーン」

森山 それから、ワイヤーアクションも取り入れているんですが、結構スタントなしで、本人たちが実際にやっているんですよ。撮影に入る1ヶ月前からアクション練習もしていましたし、先日も40mくらいのところからワイヤーで吊るしながらの撮影とか。そういったアクションも見てもらいたいポイントのひとつです。


スタッフにアクション監督を配しているくらいですからね。第1話ではいいんちょとの掛け合いに殺陣があって驚きました。
そのシーンで明日菜が黒板を蹴ってすかさず机の台面を踏むアクションがあるんですが「どこのカポエラ使いだよw」というくらい見事な連続技! まさに明日菜らしく「♪キックのパワーは誰にも負けない自信があるよ」という感じで、クラシックバレエ歴15年の若月さらさんならではの足使いには今後のアクションへの期待が高まりました。



■見どころ、その4 「原作ファンも楽しめる内容」

森山 原作ファンが見ても面白いと思えるように原作をリスペクトする形で実写化してますので、ポイントポイントで原作のあのシーンがこうなったんだ! と楽しめるようになっています。シーンだけじゃなくて、出演者たちも原作のキャラクターに少しずつでも近づけるようと衣装さん、メイクさんに頑張ってもらってます。

森山 その26のストーリーも原作からストーリーを抽出して作っているので、原作ファンもあのシーンがこうなったんだ! とすごく楽しめる内容になっています。


第1話を視聴したときに感じた状況説明の省略と展開の早さは、原作の抽出とリスペクトというスタンスがもたらしたものだったんですね。

ということは、原作をなぞるようなカタチで実写化するワケではなく、むしろ場面場面を切り取ってPV的に『ネギま!』キャラが織り成すシチュエーションを映像化しているものと思ったほうがよさそうです。
まぁ原作連載開始直前の「30人のヒロインがキミの恋人、ドキドキのニュータイプ学園ラブコメ」というキャッチコピーに重点において実写化したとも言えますが。



■聞きどころ 「出演者31人がすべて歌う」

森山 音楽にも注目してほしいです。アニメと同様、出演者さんに歌も歌ってもらうというコンセプトはドラマでも踏襲します。なので、今回の31人の女のコたちにもオープニング、エンディング、挿入歌含めすべて歌ってもらう予定です。オープニングテーマは31人全員で歌いますが、エンディングは明日菜、木乃香、刹那の3人組が歌うなどグループ分けしたメンバーで歌うものもあります。そしてその楽曲ですがオープニングに伊秩弘将氏、エンディングに後藤次利氏に楽曲制作を依頼しました。アニメの主題歌とは一味違う仕上がりになっています。
――スゴイ! でもどうして、そのお二人だったんですか?
森山 オープニングに関してはダンスと言いますか、踊らせたいというコンセプトがあったんです。そこで「SPEED」に楽曲を提供されていた伊秩氏にご相談をして。エンディングは、懐かしいというかスタンダードなナンバーを作れる方ということで、おニャン子で絶大な実績のある後藤氏に飛び込みでお願いに行きました。おかげで出来上がった曲は勿論のこと、撮影の合間をぬってボーカルレッスンをした彼女たちの成果も、間違いなく見どころ、聞きどころになっています。
――それ以外には?
森山 31人が歌う曲はもちろん、いろいろセレクションしたグループで歌うものもあります。11月にはアルバムも予定していますから期待して下さい。


11月に発売されるアルバム収録曲については、その組み合わせのみ発表されています。
あれ、ネギくんの歌はない? (^^ゞ

ところで踊らせるというコンセプトで制作されたOP曲「Pink Generation」の映像は、裏腹にマネキンのようなクラスメイトの間をカメラが縫っていく静的なものでした。
9/1の制作発表会&ライブ収録ではちゃんと31人が踊っていたんですが、これは徐々にクラスメイトの個性を浮かび上がらせるドラマ展開ゆえにOP映像ではクラスメイトと外の人の顔を名前を明示することに徹したのでしょうか。

実際そのシーンを見た者の意見としては「Pink Generation」は踊ってこそナンボ、踊らない「Pink Generation」なんてその魅力も半減すると断言します。今週号の「少年マガジン」に踊っているシーンの写真が掲載されていますが31人が時には揃って時には分かれて一斉に踊っている様は壮観の一言。スゴイ迫力です。
あ、もしかしたらOPを静謐な映像とした理由の一つに、いずれ放映されるライブシーンの迫力をより効果的に見せたいがためにというのもあるかもしれませんね。



■今後の展開?

――そういったものがヒットしていくと、それ以上の展開も?
森山 もちろん、31人でコンサートができたりするのが理想です。ただまずは、実写化で成功の難しい萌えのジャンルの作品を、いかに面白くさせるか、そういうところから、着実に頑張っていきたいです。あとは、AKB48やモーニング娘。といった他の女の子集団とは、違った展開での音楽活動も頑張っていこうと思います。


実写ドラマ版『魔法先生ネギま!』は萌えジャンル作品という位置づけですか。
つまり、ストーリーを追うよりも31人の少女とチビッコ先生が織り成すシチュエーションを楽しんだほうが勝ちで、赤松先生が先例を示したように「○○ちゃん可愛いよ○○ちゃん」が正しい鑑賞法なのでしょう。さすが萌えの第一人者(笑)!

その意味でこの作品をより楽しむためには、インタビュー記事でも触れた31人全員出演予定のライブイベント(11/27開催)が実現したので、そちらへ参加して外の人を実際に生で目撃するのが一番の早道だと思われます。



というコトで結論。

「考えるな、心で感じ取れ」

……あれ、一年前も同じことを書いた気が(笑)。



【関連記事】
ドラマ版『魔法先生ネギま!』に寄せて
『ネギま!?』を視聴するにあたって心に留めておきたいこと

【関連リンク】
実写版ネギま!の演出意図は、素晴らしい。 [くろうのだらオタ日記]
ドラマ版ネギま!『キャラクターソングアルバム(仮)』の収録内容(予定) [東麻帆良駅 業務日誌]
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