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講談社ポータルサイト編集部解散で、『ネギま！』OAD管轄のライツ事業局も組織改編

[ 2009/06/03 07:41 ] [OTHERS]雑記 | TB(0) | CM(0) |

『ネギま！』OADを管轄している講談社のライツ事業局が、6/1の機構改革によりデジタル部門を担っていたデジタル事業局と統合されたようです。

■講談社、デジタル部門立て直し?アニメニュース Japanimate.com

と言っても、著作権管理及びコンテンツ活用を担当するライツ事業局の体制強化というわけではなくて、デジタル部門の旗手だったWebマガジン「MouRa」編集部解散による、デジタル事業見直しの結果によるものみたいです。

■J-CASTニュース : 講談社ポータルサイト編集部解散　デジタル事業が頓挫?

6月1日付の機構改編で、『モウラ』の部署自体はなくなりましたが、サイト自体は存続します。コンテンツの編集作業は（書籍や雑誌の）各編集部に移管され、（ウェブサイトの）システムは、新設の『デジタルメディア推進部』が担当します。

■大粛清への先鞭か　講談社ポータルサイト「MouRa」が解散、更新停止へ - 日刊サイゾー

集英社、小学館と並ぶ大手御三家のなかではWEB進出に積極的な姿勢を見せていた講談社でしたが、結局、ネット上では収益モデルを作れなかったということでしょうね。
『MouRa』の解散は講談社内の大粛清の始まりに過ぎないのかもしれませんね。

「MouRa」は、2005年に前身である「Web現代」を引き継ぐ形で開設され、「世のあらゆる才能、事象を出版クオリティで提供する"ハイクオリティ・才能ポータル"」なんだそうですが、ネギま！ファンにとっては声優イベントレポートやドラマ版の総力特集を組んだ講談社サイトという印象でしょうか。

▼『ネギま!?』ファイナルイベント Princess Festival in パシフィコ横浜（07.03.03）
▼『ネギま!?』Magical X'mas in 東京厚生年金会館（06.12.22）
▼ドラマ『魔法先生ネギま！』総力特集
▼テレビ東京系列にて『魔法先生ネギま！』の実写ドラマ化が決定
▼ヒストリー of ネギま！展

紹介記事を読むと、傍流だったデジタル部門が重要度を増すなかで、講談社の本流たる紙媒体出身者の関わりが深くなり、結果、ポータルサイト運営部署をなくしサイトは存続するもののコンテンツ編集作業は雑誌など紙媒体の各編集部に移管された、みたいです。

これを「コンテンツのデジタル化を進めやすい体制」になったと見るか「紙媒体がジリ貧と言われる中、デジタル部門に活路を見いだしたいはずの同社だが、それも頓挫した形で、先行きはますます不透明」と見るかは意見が分かれるところですが、従来の紙媒体コンテツ不振に悩む講談社がデジタル戦略の見直しを迫られた今、「OAD」という新たなビジネスモデルの好調、その中でも累計24万部の大ヒットとなった『ネギま！』の存在はますます大きなものになっていくのではないでしょうか。